ごあいさつ
IT化において、日本は他の先進国に1歩2歩遅れをとってしまった印象があります。それはITが本来持つ「繋がる力」を最大限に活用できなかったからだとmisは考えます。ITの力は、コンピューターやアプリケーションを単に導入するだけで発揮されるものではありません。社内の人が利用する端末や管理している物・機械から得られた様々なデータが適切に繋がり、それを経営に活用してはじめて生まれる大きな力です。その力を最大化できない理由の一つに連携・接続不全という事があります。どれほど高速なインターネット環境が用意されようとも、個々が技術的に、知見的に同じプラットフォームに立たなければITを活かすことはできないのです。私たちは現在情報を閉塞させている状況を分析することで課題を指摘し、どうすればフリューエントな流れを生み出すことができるのかを提案します。そしてそれは、私が有するネットワークの中から最適の各業界のスペシャリストや支援制度、ファイナンスを組み合わせる事で、より実現性を備えた提案になると考えています。misは、最も実効性のあるITプランニングが可能な、山口県で最初の企業でありたいと思います。
mis代表 松村 昌典
山口県中小企業団体中央会での経験を活かします。
私は平成25年から令和4年3月まで、山口県中小企業団体中央会に所属していました。主な業務は山口県の企業を対象とした経済政策の実施です。各専門家の派遣や補助金、助成金、税制優遇の施策、その他各種認定制度を活用することで企業の積極的な事業展開に係る経済的負担の軽減や対外信頼度の向上を図ることでした。またそれらを継続的に行うことで経営基盤の改善に大きく寄与したと思います。
特に平成25年度から実施されている「ものづくり補助金の地域事務局」に中核メンバーとして関われた事は、mis立ち上げの基盤となりました。年間およそ10〜20億円の補助金/事務費1〜2億円/人員20〜30名を取りまとめる役割を担いました。令和3年までの9年間で携わった事業計画はおよそ2000件を数え、それは全国でも例のない実績と評価されています。さらに、その間に築いた約1000社の事業者様や経済団体、金融機関との関係は今後のmisの重要な財産となります。時にはサポーター、時にはスペシャリスト、時にはアドバイザーとして新たな顧客のためのネットワークとなっていただけることと思います。
松村 昌典経歴
- 昭和62年
- ・山口県山口市生まれ
- 平成18年
- ・山口県立山口高校卒
- 平成24年
- ・立命館大学 経済学部卒
・ミクロ経済の産業組織論を専攻。卒業時には「エクセレント称号」授与。 - 平成25年
- ・山口県中小企業団体中央会 平成25年4月~令和4年3月在籍
・「ものづくり補助金」地域事務局において事業の推進管理や委託元との調整業務にあたる - 平成29年
- ・「応用情報技術者(経済産業省認定 国家資格)」を取得。
- 令和元年
- ・「中小企業診断士(経済産業省認定 国家資格)」を取得。
- 令和4年
- ・株式会社 Management Intelligence Service 創業
- 保有資格
- ・応用情報技術者 ・中小企業診断士
さらに詳しい情報は以下を参照ください。
IT化・DXに関する過去の実績
飲食店のDX
相談内容
新型コロナウイルスによるテイクアウト需要の増加に対応したいが、スタッフ不足で対応できておらず、機会損失が発生している。
内部及びサービス調査
スタッフの稼働分析をした結果、注文と会計部分に改善余地があると判断し、その部分を解決するためにWEB受注及び決済システムの調査を実施した。その後、複数のサービスの機能及び料金設定を実際にベンダーに対してヒアリングやデモ環境を利用することで比較検討資料を作成しました。
また、ネット環境につながったキッチンプリンター(注文情報から調理指示書がプリントできるもの)を導入しているため、WEB上での受注情報が既存システムに連携できれば、受注と同時に調理指示が自動化できる可能性があると分析しました。
提案内容と効果
調査結果に基づき、クライアントに最適だと考えられるSNS上で受注~決済までできるプラットフォーム活用の提案をしました。また、スタッフの処理能力の向上による売上及び利益の向上とプラットフォーム利用による追加コストを考慮した損益分岐点まで明示することにより、意思決定の負担軽減を図る工夫をすることで意思決定の迅速化に貢献しました。さらに、当サービスには付随機能としてSNS上でのダイレクトマーケティングや顧客の購買行動を全てデジタルデータで把握することが出来るようになるため、新商品のリリースや閑散期対策のための効果的なキャンペーンの実施体制の構築も可能であり、マーケティング~料理指示~決済の業務フロー全てをデジタルで連携させる取り組みとなりました。
副次効果として、当提案はプラットフォーム上で事前決済であるため商品代金が回収できないリスクも軽減できました。
補助金獲得サポートに関する過去の実績
製造業の補助金獲得
相談内容
経営コンサルタントに作成してもらった補助金の計画書では補助金が採択されなかったため、採択されるためのブラッシュアップをしてほしい。
計画書分析
事業計画書については各補助金によって要件や審査項目、政策加点項目が設定されている。審査する側はその項目を参考に点数をつけるため、項目のヌケ・モレがあるため採択ラインまで点数が到達できていないことが分かりました。
また、自社の取り組みを技術的な見地から詳細に記載している部分は評価が高いが、なぜその取り組みが必要であるかの課題設定が薄く、事業に取り組む必要性が判断できないと想定されました。
提案内容と効果
記載量に制限のある補助金の計画書の作成は、審査項目の抜け・漏れが無いように工夫する必要があります。そのため、抜けている審査項目について追記することで取りこぼしのない計画書に補正しました。また、技術部分の記載が大半を占めており、肝心の経営や事業運営に関する記載がほとんどない部分のバランスがとれるように調整しました。
修正した事業計画書は無事に採択され、新しい製造ラインの構築につながりました。