松村昌典の経営百景（2024年6月）

6月も終わり、7月に入りました。まだ梅雨真っ只中な山口市ですね。

6月と言えば、国、県、市の補助金申請期日が多く設定されています。そのため、当社の補助金サポートサービスも繁忙期となります。

4月から6月までの山口県の補助金では

• 「令和6年度やまぐち創業補助金」
• 「中小企業DX推進補助金『情報処理システム構築型補助金、先駆型補助金』」
• 「中小企業DX推進補助金「DXツール導入型補助金」」
• 「やまぐち中小企業物流ＤＸ促進補助金」
• 「サイバーセキュリティ対策促進補助金」
• 「山口ならではの特別な体験創出支援事業補助金」

 

等を事業展開に活用するようにお客様にアドバイスし、補助金申請のサポートもさせていただきました。結果が出るのは１か月後ぐらいですが、お客様の事業計画が高く評価されることをお祈りしております。

7月1日からは、山口市から「山口市中小企業省人化・省力化機器等導入支援補助金」が公募されており、数社のお手伝いをさせていただいております。

こちらは、山口市の補助金ですが、山口市内の事業者から調達しなくても良いみたいです。山口商工会議所の担当者のお話では、本補助金が対象としている物品が市内の事業者から調達しにくい可能性が考慮されているのかな？とのことでした。

省力化関係の補助金という流れになったので、国の「中小企業省力化投資補助金」についてもお話していきます。こちらの補助金については、再構築補助金の反省を踏まえ地域事務局を設置している補助金となっております。地域事務局は各県に設置されている中小企業団体中央会であり、国の「ものづくり補助金」の地域事務局を長年運営してきたノウハウがあるため、補助事業者のサポートが充実するのではないかと考えています。再構築補助金については当社をはじめ、色々な関係者から交付申請手続きからの地獄の差し戻しラッシュに対する不平不満が出ているのを知っているので、素直にうれしく思います。

しかし、この補助事業に何の問題もないのか？というとそうではなく、国の「ＩＴ導入補助金」同様「カタログ」に掲載されたものを選んで補助金を付けるというスキームであるため、カタログが充実しないと補助金に取り組む事業者が出てきません。山口県の地域事務局は、現在知り合いの中小企業診断士が１人で事務をしているみたいで、相談もあまりないような状況ではないかな？と推測します。

上記「カタログ」に掲載されるためには、工業会→メーカー→販売会社の3つの登録をする必要があるみたいで、ＩＴ導入補助金の販売会社だけの登録に対して3倍のステップが準備されています。工業会が入る段階で単純に3倍ではなくさらに多くの調整が必要かなと推測しますが。

この部分で、先日お客様がこの「カタログ」に掲載して補助金を充てられるようにすることで、販売強化できると思うとおっしゃったので、当社では、この中小企業省力化投資補助金の「カタログ」に掲載するサポートをすることとなりました。当社としても初めてのことですが、気を引き締めてお客様の事業展開が加速できるように尽力したいと思っています。

山口市役所周辺の建物が最近解体されるのをよく見ます。山口市新本庁舎棟が2025年3月14日に完成予定となっており、新庁舎周辺の建物もその完成に合わせて建て替わる準備をしているのかな？と見守っています。

当社も山口市白石一丁目1-1に土地を持っているため、新庁舎の完成に合わせて何か取り組みをしようと思っています。市役所の背中の部分なのですが、このようなテナントとか建物があると嬉しいなとの意見も大歓迎です。地元の活性化につながる事業展開をこれからも取り組んでいきます！

　「業務改善助成金」や「働き方改革推進支援助成金」について、最近提案することが多くなっております。これらの助成金は賃上げや残業規制の強化をする事業者に対する助成金で、必要な取り組みに必要な設備導入やシステム構築にかかる経費に対して100～950万円の助成金が支給されるものとなっております。物価が高騰している中、賃上げ期待が高まる企業様には、賃金を上げたり待遇を改善するともらえる助成金の活用をお勧めします。