松村昌典の経営百景(2025年2月)
2025/03/07
みなさんこんにちは!寒がりの松村です。
2月はとても寒かったので、縮こまっておりました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
2025年2月14日のバレンタインデーに、ものづくり補助金の公募が開始されましたね。その後、2月21日には中小企業省力化投資補助金(一般型)、3月4日には小規模事業者持続化補助金が公募開始されました。多くの補助金情報が公開されたため、私も十分に情報を整理できていない状況になっています。。。2024年は補助金が夏ごろから公募されておらず、久しぶりの補助金公募となりました。ちなみに、中小企業省力化投資補助金(一般型)は、2024年も実際は募集されていたのですが、使いにくいので無かったものと考えています。
今年の補助金のトレンドとしては、「賃上げ」全振りだと見ています!
2024年の消費者物価指数が3.0%上昇しているのと、政府も2020年代には全国の平均最低賃金1,500円を目指している部分を考慮すると、政府も補助金を利用して賃上げ誘導したいのだと思います。参考までに補助金が要件としてるのは、「① 給与支給総額年率2.0%以上増加」「② 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上」がある程度補助金を受けるための基準になっています。
そのため、この要件であれば当社も達成する予定だ!という企業の社長さん、生産設備やシステムの投資を今年考えていらっしゃる場合、是非補助金の活用を検討されてください!
当社では今年から既存のクライアント様に対して適宜情報提供をメール等ですることにしており、すでに数十件の問い合わせをいただいております。
現在の企業の状況や導入希望設備、金額、導入時期などをお聞きして、私が最適な組み合わせだと思うものを提案させていただいております。一度に多くの補助金が募集され、自社にとってどの補助金をどう活用するのが良いかの判断は、この領域を専門としていない限り難しいと思います。悩まれた際はお気軽にご相談ください!
本コラムが経営の参考になれば幸いです。
追伸!
YouTubeを細々と継続投稿しております。直近の公開動画は「事業化状況報告って?補助金もらったら絶対必要【最悪補助金返還も】」という動画をあげたのですが、あまり視聴数が伸びていません。。。補助金を獲得する部分は皆さん興味を多く持つのですが、一度もらった補助金を返還しない方が経営を安定させるという視点では重要だと考えています。実際、補助金で2,000万円もらっていたけれど、要件を満たせなかったので加算金を加えて2,500万円の返還となったら、年商数億円規模の企業は資金ショートのリスクが急激に高まります。
今後は、事業化状況報告をしない事業者に対してのペナルティが厳格化されるので、過去に補助金を獲得された方は見られた方が良いと思っています!