コンサルタントって何をするの?① コンサルタントの役割を解説!
2024/03/22
経営者の皆様は、会社の成長や発展のために様々な手段を模索されていることでしょう。その中で、注目されているのが「コンサルタント」という存在です。しかしコンサルタントが何をしているのか、よく知らない方もいrっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、経営コンサルタントの概要について解説します。ぜひ読んでください。
この記事を書いた人
松村昌典(中小企業診断士)
株式会社エムアイエス 代表
山口県山口市(旧:阿知須町)生まれ 立命館大学経済学部卒業
大学卒業後、山口県中小企業団体中央会に入職。ものづくり補助金事務局を9年間担当。
2022年5月に独立し、株式会社Management Intelligence Service(現:株式会社エムアイエス)を立ち上げる。経営コンサルタントとして支援した企業はのべ1,000社以上。ITやマーケティングに関する知見の深さと、柔軟な発想力による補助金獲得支援に定評がある。自らのM&A経験を活かした企業へのM&A支援も得意とする。
「山口県から日本を元気にする経営コンサルタント」を合言葉に、山口県内の企業はもちろんのこと、県外企業へのコンサルティングも積極的におこなっている。
〈保有資格・認定〉
中小企業診断士
応用情報技術者
〈所属・会員情報〉
山口県中小企業診断士協会 正会員
山口県中小企業組合士会 正会員
山口県中小企業家同友会 正会員
目次
経営コンサルタントって何をするの?
経営コンサルタントの概要について解説します。
- クライアント企業の情報収集
- 得た情報から課題分析
- 課題解決策の提示
- 施策実行支援
- 組織改革や成長戦略の検討・提案
クライアントの困りごとを聞いて、客観的分析によりクライアントが気付いていなかった原因を特定、さらに解決のためのプランニングと実行支援をおこないます。
これは、医師が患者の症状を聞いて、所見や検査結果から病名を特定して治療を施す過程に似ています。
経営コンサルタントは、いわば「企業のお医者さん」なのです。
なぜ経営コンサルタントが必要なのか
多くの社長たちは、自社業務のプロフェッショナルです。よりよいサービスの開発や提供においては右に出る人はいないと思います。
しかし経営となると話は別です。もちろん、大学で経済を学んだ人も多くいると思いますが、経営を専門にしているコンサルタントのほうが、専門性は高いといえます。
「自社のことは自分がいちばんよくわかっているからコンサルなんていらない」と言われる人もなかにはおられます。
しかし「自分のことは自分がわかっている」と、病院にも行かずに一生涯健康を維持できるでしょうか?答えは否です。
同じく、会社経営についても専門家の客観的助言と援助が必要です。
日々目まぐるしいスピードで変化する経済情勢に対して、本業もこなしながら情報収集・施策実行をするのは、身体がひとつでは足りません。
経営のことは経営コンサルタントに助言をもらい、自身は本業に専念するのが、会社を成長させる近道です。
経営コンサルタントの役割
経営コンサルタントは、経営者や経営チームに対して以下のような役割を果たします。
経営コンサルタントに依頼するメリット
コンサルタントを利用することには、以下のようなメリットがあります。
中小企業診断士になるには
中小企業診断士の資格は、経済産業省が設置する「中小企業診断士試験」に合格することで取得することができます。試験では、経営学や財務会計、マーケティングなどの知識が問われます。また、一定の実務経験も必要となります。中小企業診断士は、資格取得後も継続的な学習や情報収集を行うことが求められます。一般的に経済産業省や各都道府県中小企業企業診断士協会協会、民間企業が主催するセミナーや研修などを通じて、最新の経営トレンドやノウハウを学ぶことでコンサルティングのレベルの維持に努めます。
経営コンサルタントとしてで活躍するには
経営コンサルタントとして活躍するには大きくわけて2つの方法があります
- 独立する
- 企業にや団体に所属する
独立するのは、ある程度の経験が必要です。
まずはどこかの企業や団体に所属して経験を積むのが望ましいでしょう。
とはいえ、コンサル業界の転職情報はクローズドになっていることも多い、自力で転職先を見つけるのは難しいものです。コンサル業界への転職を検討する際は、エージェントの活用をおすすめします。
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中小企業診断士の役割拡大と今後の展望
近年、グローバル競争の激化や経済環境の変化により、中小企業の経営課題はますます複雑化しています。そのため、経営コンサルタントの役割はますます重要となっています。
また、中小企業診断士は単に経営の専門家としてだけでなく、企業のパートナーとして経営者と協力し、共に成長を目指す存在としても求められています。今後は、中小企業診断士のスキル向上や業務の多様化が進み、中小企業の健全な発展に寄与することが期待されています。