【不良流出防止】現場の困ったを解決!すぐできる対策やNG対策を公開!
2023/08/052024/09/11
「不良品があったと顧客からクレームがきた」「また不良品に気が付かなかった」など、不良品の流出に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。製造業において不良品の流出防止は大きなテーマです。
ここでは、現場の「困った!」を解決できるよう、不良流出防止に役立つ情報をお届けします。
不良品が流出する原因
不良が発生したら、あらゆる側面から原因を突き止める必要があります。もしかしたら思わぬところに原因があるかもしれません。
ここでは不良流出防止において考えられる4つの原因を紹介します。
外観検査の不良見逃し対策5選
外観検査とは、製品の傷や欠け、変形など外観上の欠陥をチェックすることを指します。目視確認で行われることが多い検査です。
ここでは外観不良の目視検査をするときに役立つ対策について解説します。
作業場の環境を整える
目視検査において照明を適切な明るさに整えることは必要不可欠です。作業内容によって違いますが、目視検査であれば最低でも750ルクスは必要となります。JIS規格の照度基準を参考にして、それぞれの作業に適した明るさにしましょう。
適切な作業台の高さや身体に負担のかからない動線、騒音のない環境にすることも重要です。
してはいけない対策
せっかく対策をするのであれば効果的な対策をとらなければなりません。しかし、よくある対策の中にはあまり効果のないものも存在するのが実情です。ここでは、してはいけない対策を紹介します。
不良流出防止に役立つ手法・概念
ここでは不良流出防止に役立つ手法や概念を紹介します。これらを活用することでロジカルに要因を見つけ出すことができ、効果的な対策につなげることができるでしょう。
【4M+3H変化点管理の例】
初めて | 変更 | 久しぶり | |
人(Man) | 新規採用 | 異動・休日出勤・欠勤 | 復職 |
設備(Machine) | 新規導入 | 修理・仕様変更 | 再稼働 |
材料(Material) | 新規導入 | メーカー変更・ロット変更 | 半年以上仕入れず・半年以上保管 |
方法(Method) | 初めて取り入れる方法 | 工程変更・作業場レイアウト変更 | 半年以上取り組んでいない作業 |
デジタル技術を活用した不良流出対策
製造業とデジタル技術の相性は非常によく、不良流出防止にも高い効果を発揮します。デジタル技術を現場に取り入れるには準備や費用が必要であることから躊躇してしまいがちですが、メリットは大きいため、ぜひ検討してみてください。
不良流出防止に関するよくある質問
最後に、不良流出防止に関するよくある質問と回答を紹介します。不良流出対策を考える上でぜひ参考にしてください。
まとめ
製造業で働く皆様は、不良流出防止のために日々努力をされていることでしょう。不良流出を必ずゼロにする方法は存在しませんが、原因を分析し、それぞれの原因に合った対策を行うことで不良流出をゼロに近づけることは可能です。毎日の業務の中でそれらを行うのは大変ですが、ぜひ取り組んでみてください。
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